屋上緑化で選ばれる植物について詳しく丁寧に解説するサイト『屋上緑化にはどの植物?』

●●●木類・コケ●●●

【高中木類】

高中木類針葉樹にはコノテガシワ、カイツカイブキ、ニオイヒバ、イヌマキなどがあります。
高中木類落葉樹にはエゴノキ、シャラノキ、サルスベリ、ハナミズキ、ヤマボウシ、ムクゲ
などがあります。
常緑樹にはイヌゲツ、ウバメガシ、ネズミモチ、カクレミノ、カナメモチ、ゲッケイジュ、
サカキ、サザンカ、ネムノキ、ハンズオウ、ヤブツバキ、ヤマモモなどがあります。
高中木類の育成には花や実のなる木が選べるという楽しみがあるのですが、土壌厚が十分で
ない場所や、風の強くあたる場所では安全面の確保が難しい、などの理由で実際に施工する
のが困難なケースも多いでしょう。

【低木類】

低木類針葉樹にはフィラフィオーレラ、ハイビャクシンなどがあります。
低木類落葉樹にはドウダンツツジ、エニシダ、ユキヤナギ、レンギョウなどがあります。
常緑樹にはアベリア、ハマヒサカキ、ボックスウッド、マメツゲ、サツキ、シャリンバイ、
トベラ、カンツバキ、コクチナシ、ジンチョウゲ、ツツジ類、ヒペリカム類などあります。
高中木類に比べると管理も難しくなく、花や実のなる種類も多いので、これらを上手に育成
することで季節感のある空間を演出することができます。

【スナゴケ】

無機質で乾燥した岩場などに生息するコケで、過酷な環境下でも育ちます。
強い日差しや急激な乾燥にも耐えることができ、自分の重量の20倍もの保水力を持って
いますので、ヒートアイランドを防止するにも屋上緑化には最適でしょう。

【ハイゴケ】

腐食土壌などの日の当たる場所に群落を形成して生育するコケです。
湿地を好むために乾燥には弱いのですが、スナゴケなど性質の違うものと混植することで、
競争して多様な生態系を形成すると言われています。